ぜんまいの巻きかた
この時計は、自動巻機械式時計(手巻つき)です。
ぜんまいは時計を腕に着けた状態では通常の腕の動きで自然に巻き上がります。またりゅうずを回してもぜんまいを巻くことができます。
止まっている時計をお使いになるときは、時計を振っても動き出しますが、りゅうずを回しぜんまいが十分に巻かれた状態にして、日付と時刻を合わせてから腕にお着けください。ぜんまいを巻く際には、りゅうず0段位置で右方向(12時方向)にゆっくりと回してください。なお、りゅうずは左方向(6時方向)では空回りするようになっています。
9S85の場合はりゅうずを約45回転、9S68、9S65の場合は約60回転、9S27の場合は約30回転すれば十分に巻き上げることができます。また、ぜんまいはフル巻上げ状態でスリップするようになっております。ぜんまいを切る心配はありませんが過剰な操作はお控えください。
ぜんまいの巻き上げ量が不足しますと進み遅れの原因になりますので、一日10時間以上携帯することをおすすめします。また、時計を腕に着けないでご使用される場合は、毎日一定の時刻にりゅうずを回しぜんまいを十分に巻いてご使用ください。
注意
時刻表示が午後10時から午前1時までの間(9S27の場合は午後11時から午前1時までの間)、日付の修正をしないでください。
この時間帯に日付を修正しますと、翌日になっても日付が切り変わらないことや、故障の原因となる場合があります。
機械式時計は輪列の機構上、時刻を合わせる際には、針をいったん正しい時刻よりやや遅らせておき、それから進めて合わせるようにしてください。
時刻・日付の合わせかた
この時計には、日付表示機能がついています。24時間に1回、日付を一日分送るようになっています。
日付は、「午前0時」ごろ送るようになっています。よって、午前午後をまちがえて時刻合わせをしてしまいますと、お昼の12時ごろに日付が変わってしまいます。
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りゅうずを1段目まで引き出してください。
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りゅうずを右方向(12時方向)に回すことで、日付の修正ができます。
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りゅうずを2段目まで引き出します。秒針が「12時」の位置にきたときに引き出してください。(秒針が止まります。)
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時報と同時にりゅうずを0段目まで押し込むと動き出します。
(ねじロック式の場合は、ロックを解除してください。)
まず、合わせたい日の前日の日付に合わせます。
【例】
合わせる日付が「6日」の場合、「5日」に合わせます。
りゅうずを、針が進むよう左方向(6時方向)に回し、日付が今日の日付になるまで回してください。日付が変わると「午前」です。さらに進めて現在の時刻に合わせます。
時刻合わせは、電話の時報サービスTEL.117が便利です。
注意
ねじロック式の場合は、必ずりゅうずを元通りに締めてください。
月末の日付修正について
2月(一カ月が28日、うるう年は29日)と小の月(一カ月が30日)では日付の修正が必要になります。
【例】
小の月の翌月1日の朝、日付を修正する場合
「1日」ではなく「31日」が表示されています。りゅうずを1段目に引き出してください。りゅうずを右方向(12時方向)に回し、日付を「1日」に合わせ、りゅうずを押し込んでください。
注意
ねじロック式の場合は、必ずりゅうずを元通りに締めてください。