ぜんまいの巻きかた
この時計は、手巻機械式時計です。
ぜんまいを十分に巻き上げるために必要なりゅうずを回す回数は、次表を目処にしてください。
ぜんまいを毎日巻き上げてご使用する場合 |
りゅうずを約20回転回すことにより十分巻き上げることができます。 |
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3日以上巻き上げなかった場合 |
りゅうずを約60回転回すことにより十分巻き上げることができます。 |
機種9S63は、巻き上げ状態(残量)をパワーリザーブ表示で確認してください。
ぜんまいが十分に巻き上げられた状態での可動時間は約72時間です。
ぜんまいの巻き上げ量が不足しますと進み遅れの原因になります。より良い精度でご使用いただくためには、ぜんまいを毎日一定の時刻に十分に巻いてご使用されることをおすすめします。
一般的な多くの手巻時計は、りゅうずを回してぜんまいの巻き上げが完了すると、りゅうずはそれ以上回転しません。機種9S64、9S63は巻き上げが完了してもりゅうずは止まらず回転させることができますが、りゅうずを巻く感触が重くなるように機構上で配慮してあります。なお、りゅうずを回転し続けても時計が壊れることはありませんが過剰な操作はお控えください。
ぜんまいが解けて止まった状態からお使いの場合、りゅうずでぜんまいを巻き上げても直ぐには動きません。機械式時計の特徴でぜんまい巻き始めのぜんまいトルク(力)が弱いためです。ぜんまいが巻かれてある程度の強いトルクに達すると秒針が動き始めますが、早めに動かすためには、時計を振りてんぷを強制的に回転させることで動かすことができます。
注意
ねじロック式の場合は、必ずりゅうずを元通りに締めてください。
時刻の合わせかた
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りゅうずを引き出します。秒針が「12時」の位置にきたときに引き出してください。(秒針が止まります。)
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時報と同時にりゅうずを押し込むと動き出します。
りゅうずを回して時刻を合わせてください。
時刻合わせは、電話の時報サービスTEL.117が便利です。
表示の位置やデザインは、モデルによって異なる場合があります。
より正確に時刻を合わせるために(9S63の場合)
9S63の構造上、下記の点に注意しながら操作していただくとより正確に時刻が合わせられます。
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りゅうずを1段目まで引き出します。秒針が「12時」の位置にきたときに引き出してください。(秒針が止まります。)
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りゅうずを、左方向(6時方向)に回し、分針を合わせたい時刻の四分の一程度進めた位置で止めます。
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りゅうずを、右方向(12時方向)に回し、分針を合わせたい時刻に戻します。
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静かにりゅうずを0段に戻します。