クロノグラフとは、ストップウオッチ機能と時刻表示機能を合わせ持った時計のことです。この時計では、最大12時間まで計測することができます。
お使いになる前に
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ぜんまいを充分に巻き上げてください。
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センタークロノグラフ針が0位置に合っているか確認してください。
(パワーリザーブ表示を見て、フル巻き上げの状態にしましょう。)
ストップウオッチ機能を使うときは、必ず時計が駆動している状態で行ってください。
合っていないときはリセットボタンを押してください。
ストップウオッチ機能の動作中にりゅうずを引きだすと、計測が止まりますのでご注意ください。
クロノグラフ部の名称とはたらき
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センター
クロノグラフ針(秒) -
30分計
クロノグラフ針(分) -
スタート/ストップボタン
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12時間計
クロノグラフ針(時) -
リセットボタン
ねじロック式ボタンについて
モデルによって、スタート/ストップボタンおよびリセットボタンが「ねじロック式」の場合がございます。この場合ボタンにはボタンリングが備わっておりますので、操作するときはボタンリングを回し、ロックをはずした状態にしてください。
ねじロック式でない場合はそのままの状態でお使いいただけます。
スライドカバーが下がり、ボタンリングが止まるところまで完全に回しきってください。止まるまで完全に回しきることで、ロックが確実にはずれた状態となります。
ねじロック式ボタンの使いかた
ボタンリングを左(下方向)に回すと、スライドカバーが下がります。確認ラインがはっきりと見え、ボタンリングが止まるところまで回すと、操作できるようになります。
ボタンリングを右(上方向)に、止まるところまで回すと、ロックは完了です。操作が終わったら必ずロックをしてください。
汚れなどが付着すると、ねじ部・ボタンが正常に動作しないことがあります。
クロノグラフ(ストップウオッチ機能)の使いかた
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ぜんまいが巻き上げられた状態で、時計が動いていることを確認します。
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ねじロック式ボタンの場合はロックをはずしてください。
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計測を始める
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計測をとめる
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針を戻す
スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が動き、計測が始まります。
計測したいタイミングで再度スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が止まります。
【例】
6時間20分10秒8
30分計は1時間で2周します。
30分計を読み取るときは、12時間計の表示をめやすにしてください。
ストップした状態でリセットボタンを押すとすべてのクロノグラフ針が0位置に戻ります。
積算計測のしかた
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ぜんまいが巻き上げられた状態で、時計が動いていることを確認します。
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ねじロック式ボタンの場合はロックをはずしてください。
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計測を始める
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計測をとめる
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計測を再スタートする
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計測をとめる
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繰り返し積算する
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針を戻す
スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が動き、計測が始まります。
計測したいタイミングで再度スタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が止まり、計測値が表示されます。
スタート/ストップボタンを押すとでストップした位置からクロノグラフ針が動き始めます。
計測したいタイミングでスタート/ストップボタンを押すとクロノグラフ針が止まります。このときの計測値は、1回目と2回目のデータの合計(積算値)です。
必要に応じて、を繰り返します。このように、スタート/ストップボタンを繰り返し押すと、積算計として計測することができます。
ストップした状態で、リセットボタンを押すと、すべてのクロノグラフ針が0位置に戻ります。
タキメーター(TACHYMETER)の使いかた
単位時間あたりの時速や出来高などを簡単に測定できます。
時速を測定する場合
【例】
1km走るのに要した時間を計測します。
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スタート時に「スタート/ストップボタン」を押し、ストップウオッチをスタートさせます。
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1km地点に到達時に「スタート/ストップボタン」を押し、ストップウオッチをストップさせ、センターストップウオッチ針(秒)が指した位置の「タキメーター」の数字を読み取ります。
1時間あたりの出来高を求める場合
【例】
製品1個ができあがるのに要した時間を計測します。
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製品製造開始時に「スタート/ストップボタン」を押し、ストップウオッチをスタートさせます。
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製品完成時に「スタート/ストップボタン」を押し、ストップウオッチをストップさせ、センターストップウオッチ針(秒)が指した位置の「タキメーター」の数字を読み取ります。