さまざまな時間軸の交差点 TOKYO TIME

世界からみた東京の表情

Photographed by Josh Olins

受け継がれていく
優雅な時の流れ

TORANOMON/SBGM221

日本の美意識、クラフトマンシップ。
伝統と革新の美学は今日も世界中の時を刻んでいる。

日本の技術と美的感覚を象徴する名建築。
人々の生活とともに様々な表情を持つ情緒的な東京の街並み。

ミニマリズムと機能美。情緒と華やかさ。
過去から未来へ刻まれる東京の時間。

グランドセイコーの美学に共鳴する
世界的写真家ジョシュ・オリンズが切り撮る東京の今。

クラシックな趣とモダンさが融合したSBGM221。
日本を代表するクラシックホテルのオークラ。建築家、谷口吉郎から谷口吉生へと、親子で受け継がれてきたこのホテルの設計は、そんな伝統と革新が込められた1本と共鳴する。

LOCATION

The Okura Tokyo

オークラ東京

  • オークラ東京

    東京虎ノ門に「ホテルオークラ」が竣工したのが1962年。創業者の大倉喜七郎が目指したのは、日本ならではの伝統や繊細なものづくりを生かした国際基準のホテルだった。

    やがて創業から約40年を経た2000年初頭、年々の法改訂が進む中で耐震診断を行ったところ耐震改修が必要との判断となり、2015年8月をもって本館の歴史は一度幕を閉じた。

    建て替えには次の時代に継承できるような「伝統と革新」を軸にする方針があった。そして着工から4年の歳月が流れ、新装「オークラ東京」は2019年9月に開業。驚くことに“モダニズム建築の傑作”と評された美しいロビーがオリジナルに近い形で再現されていたのである。

    一方でエントランス前には谷口吉生が手がける建築のシグネチャーである水盤が設けられ、エントランス正面にある大花生け鉢の後ろには金の装いの独立壁を設置。オークラサロンの御簾のスクリーンはほどよい透過が空間の広がりを感じさせる。復元部分と今回追加された意匠がシームレスに連続することで、記憶に残るかつてのロビーの姿を継承しながら次世代に向けた新たなロビーとして生まれ変わったのだ。

    昔ながらのクラシカルなフォルムを蘇らせた「エレガンスコレクション SBGM221」は、グランドセイコーらしいモダンな雰囲気を漂わせる一本だ。日本の美や伝統の技が感じられるデザインは、オークラ東京のモダンかつ和の雰囲気を思い起こさせ、日本の職人のモノづくりに対するチャレンジ精神が宿っている。

    Text by Taka Kawachi

昔ながらのクラシカルなフォルムに洗練さを加味したモデル。ボックス型サファイアガラスや繊細なザラツ研磨を施したケース、味わい深いアイボリーのダイヤルなどあらゆるディテールが調和し、上品なクラシックスタイルを作り上げています。シースルーバック仕様の裏ぶたからは、機械式ムーブメントが精緻な時を紡ぐ動きを楽しむことができます。

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