粋な美意識が刻む上質な時間 TOKYO TIME

世界からみた東京の表情

Photographed by Josh Olins

粋な美意識が刻む
上質な時間

GINZA/SLGH005

⽇本の美意識、クラフトマンシップ。
伝統と⾰新の美学は今⽇も世界中の時を刻んでいる。

⽇本の技術と美的感覚を象徴する名建築。
⼈々の⽣活とともに様々な表情を持つ情緒的な東京の街並み。

ミニマリズムと機能美。情緒と華やかさ。
過去から未来へ刻まれる東京の時間。

グランドセイコーの美学に共鳴する
世界的写真家ジョシュ・オリンズが切り撮る東京の今。

⽩樺が幾重にも林⽴する神秘的な⾃然の光景を切り撮ったSLGH005。
このシンプルなデザインにこそ、⽇本らしい粋な美意識、華やかさと奥ゆかしさが表現される。
そんな1本を着けて過ごしたくなる上質なラグジュアリーで溢れる街、銀座。

LOCATION

GINZA
SEIKO HOUSE

銀座の粋な街⽂化 + セイコーハウス

  • 銀座の粋な街⽂化 + セイコーハウス

    銀座は東京の中でもかなり古く、実に400年以上の歴史を持つ。1869年(明治2年)の江戸町名改正によって「銀座」と正式に呼ばれるようになると、西洋流の不燃都市を建設しようという計画が起こり、今の中央通りが約7kmに及び煉瓦で舗装されていった。その通りの両脇には煉瓦造りの店舗が立ち並び、雨の日でも傘をささずに歩ける片側式アーケードが備え付けられると、雨の日でもウィンドウショッピングをして楽しむ人たちで溢れかえった。「銀ブラ」という流行語もこの頃に生まれた言葉である。中央区一帯は近代建築の宝庫であることは誰もが知るところだろうが、特に明治から大正にかけて、建築史にも残る美しいビルが日本橋や銀座に次々と誕生したのだった。

    そんな銀座の街のランドマークとなっている建物が、日本一の目抜き通りである銀座四丁目交差点にあるSEIKO HOUSEである。ゆるい弧を描いたエレガントな曲面を持つこのビルディングは2代目となり、もともとは「服部時計店本社ビル」として1932年(昭和7年)6月に完成した。地上7階・地下2階のネオ・ルネサンス様式で、設計を手がけたのが東京国立博物館本館を手がけたことで知られる渡辺仁である。外壁には地震・火災対策として天然石が使用され、アラベスク模様やレリーフのエレガントな装飾が部分的に施されている美しいビルだ。

    その屋上にある時計塔は、どこからでも見えるようにとの思いから文字盤を四面に持つ。この時計塔が2022年6月10日に誕生90周年を迎え、「SEIKO」の聖地でもある建物として、現在は「SEIKO」ブランドの情報発信の拠点として位置付けられている。

    岩手県にある平庭高原の白樺林に着想を得ている「エボリューション9 コレクション SLGH005」のダイヤルには、大胆な型打模様と繊細なカラーリングが取り入れられ、荘厳な白樺林のようなテクスチャーが粋を感じさせるデザインである。その凛々しさに美の伝統が脈々と息づく銀座の洗練さが息づいている。

    Text by Taka Kawachi

グランドセイコーの機械式時計の製造拠点「グランドセイコースタジオ 雫⽯」がある岩手県には、⽇本有数の⽩樺の群⽣地域があります。⾼原の澄んだ空気をまとい、すらりと⾼く伸びた⽩樺が奥⾏きを持って幾重にも林⽴する神秘的な光景からは、⾃然の美しさや⼒強さを感じることができます。本作では、この壮麗な⽩樺林をダイナミックな型打模様と繊細なカラーリングを施したダイヤルで表現しています。

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